前職でのエンジニアリング経験はありませんでしたが、転職に向けて勉強を進めるうちに「開発段階だけでなく、実際にユーザーが使う運用・保守までを知ることで、本質的な価値を生み出せるのではないか」と考えるようになりました。システムのライフサイクルを通じて多面的に技術を身につけたいと思い、歴史あるプロダクトを持ち、多彩な技術領域に携われるドリーム・アーツに強く惹かれました。
入社後数ヶ月間は、製品を実際に使われる現場を体感することを目的に、カスタマーサクセスで「SmartDB」の導入支援や活用促進の業務を経験しました。その後、社内のSREを推進するグループでの業務を経て「SmartDB」の開発チームに入りました。最初の半年はバックエンドの実装に注力し、さらに半年かけてフロントエンドの領域にも取り組みました。その後は現在まで、フロントエンド・モバイル開発をおこなうチームのチームリーダーを担っています。
「SmartDB」は長年の改良が積み重なったプロダクトであり、新機能の追加や改善にあたっては既存の仕組みとの連携が欠かせません。そこで私の所属する「新UI開発チーム」ではフロントエンドを独立させる設計に注力し、新機能開発と並行して、今後10年・20年先も開発しやすい基盤をつくるべく試行錯誤を繰り返しています。個々の技術を深掘りしながらも柔軟な発想を心掛け、プロダクトのさらなる進化を支えていくための取り組みをおこなっています。
やりがいは、自分の関わった機能を多くのユーザーが使ってくれることに尽きます。また、既存のコードを扱ううえでの複雑さをクリアしながら、新たな価値を生み出すのは難しくも刺激的です。開発を一歩進めるたびに「どれだけ深く考え抜けるか」が試されるので、粘り強い探究心が求められる場面が多いと感じています。
今後はモバイルアプリの機能をさらに拡張し、ユーザーが手軽に製品の機能を利用できる仕組みを強化していきたいと考えています。また、新技術の採用やアーキテクチャの見直しなどを通じて、これから加わる開発メンバーが短期間で成果を出せる環境を整えることにも挑戦したいです。
オフタイムは頭の切り替えを大事にしていて、麻雀やダーツで遊んだり、ルービックキューブに没頭したりしています。 特に麻雀は、大三元や国士無双のようなロマンあふれる役を狙いたい一方で、手堅く進める堅実なスタイルも必要という、“攻めと守り”のバランスが実に奥深いと感じています。
また、麻雀はプレイヤー同士のコミュニケーションにも彩りをもたらします。対局中は基本的に黙々と牌を切っていきますが、局が終われば「今のは攻めすぎた」「いや、あそこは行って正解だったかもしれない」など、次々と対話が生まれます。盤上のやりとりを振り返って、成功の要因や失敗の原因を皆で考察できるのも、麻雀が人と人とを繋ぐ魅力のひとつです。お互いの打ち方を認め合いながら学び合う姿勢は、実は仕事の現場にも活かせる面が多く、まさにドリーム・アーツの大切にしている“協創”と“競争”が同居したゲームだと思います。
また、前職がバリスタだったこともあり、コーヒーを淹れる時間は心を落ち着ける上で欠かせない趣味です。麻雀で荒んだ心をリセットしてくれるのは、やっぱり香り高い一杯に限りますね。
自分の考えや理想をしっかり持ちつつ、それを根拠とともにわかりやすく周囲に伝え、チームで課題を乗り越えられる人が活躍できると感じています。さらに「動きながら考える」姿勢で変化に柔軟に対応できる人は、より大きな成果を生み出すチャンスを広げられると思います。
ドリーム・アーツには多様な知見や経験が集まっていて、手を挙げれば新しい領域にどんどん挑戦できる環境があります。私自身、全くの未経験から転職し、さまざまなチームを経験して大きく成長できたと実感しています。あらゆる挑戦を歓迎してくれる環境で、可能性を広げてみてほしいです。